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こけこっこの掲示板1998 11月

さぶちゃん 98/11/30(月) 16:16

こんにちは!行ってきましたよ、奥日光!雪道は私のFFでは心許ない(本当の理由→狭い(^^ゞ)ので、友人の四駆で行きました。

前回同様、未明に赤沼入りしましたがうってかわってクルマの少ないこと!星もとてもキレイでした。心配された天気はまったく大丈夫、しかも比較的暖かく重装備が暑く感じられたほどです。ただ小田代の展望台はやや風が強くみぞれまじりでしたが。当初赤沼茶屋からの歩道を行く予定でしたがマヌケなことに懐中電灯を忘れてしまい真っ暗!とても歩ける状態ではなく車道の方を星明りを頼りに歩きました。徐々に背後の男体山が白んでいくのを振り返りつつ歩くのもなかなかよかったです。途中、残雪や路面の凍結、水溜りの結氷も頻繁に見られました。到着した小田代は人も少なくとても静かでした。当然『朝のドラマ』(←NHK?)へ期待をふくらまていたわけですが夜明け前から暖かく気温差が少なかったせいか、あいにくのつつがなき(?)夜明けとなりました。
例の小田代ガ原湖は健在でした。しかも水没部分のほぼ全体が凍結。これでは来年の花のシーズンへかなりの打撃になることは必至でしょう。あ、ドラマの最高演出者『霧』が発生しなかったのは、温度差もさることながらこの結氷のせいでしょうか。
小田代をひとまわりし(あ!初めて小田代の後姿(?)を見ました。雰囲気が違ってなかなかいいですね。)赤沼に戻ったあとは、冬のせいか水量の減った湯滝に寄り、下ってたびや食堂で昼食を取り、これまた念願だった半月峠へ。今年の中禅寺湖スカイラインの閉鎖前にどうしても行っておきたかったので。ここも日陰になる部分はかなり凍結していました。が、冬の澄んだ空気と好天のため中禅寺湖側はもちろん特に足尾側が絶景!Kokekokkoさんおススメのことだけはありますね!とどのつまりの駐車場にクルマを止め展望台を目指しましたが、前日から不眠不休の強行軍のため途中で総勢4名恥ずかしながら全員リタイア。次回再チャレンジしたいと思います(^^ゞ。
そのあと華厳の滝を無料観瀑台の方からちらりとのぞいて奥日光をあとにしました。しかしいついろは坂をのぼっても、華厳の滝だけ見て帰る人のなんと多いこと!もったいない!全体に閑散とした奥日光でここだけがささやかなにぎわいをみせていました。ま、そのおかげで静けさを楽しめるんですが。
帰りはやしおの湯へ寄りました。ここも初めてでしたが、新しく清潔なすばらしい施設ですね。市内在住の方でにぎわっていました。うらやましいです。

今回はこういったカンジでした。Kokekokkoさんの書き込みを見たのが今日だったため、デジカメを持って行ったにもかかわらずシカの防護柵はおさめてきませんでした。ごめんなさい。そう言えば、電柵の一部がショートし火花をあげているのを見ました。美しい自然のなか奇妙な光景でした。仕方のないこととは言えやはり残念なことです。あ!?ところであの火花、とても小さなものでしたが、ああいったものが原因で山火事などが起きるようなことはないのでしょうか?ちょっと心配になりました。

今回は暖かかったため初冬というより晩秋といった雰囲気でした。やはり真冬の行ってみたくなりましたねー。うーん。そのためまずは運転技術を磨かないと…(^^ゞ。乱文、失礼しました。

鎌倉エセ文士 98/11/28(土) 22:36

 Kokekokkoさま、ぼくの書き込みを許してくれてありがとう。ご厚情に心から感謝致します。わたしも生業はいち技術屋でして、野生動物については単なる道楽ですから、、、、英語で言うとLife Workとなってちょっとカッコつく程度(笑い)です。
 さて、日本での大形草食獣の害については「カモシカ」「シカ」「イノシシ」「ハクビシン」等各地で起こっていますが日光での被害も相当なものですね。ただね「大雪がふりました、いっぱい死にました。」「シカがいっぱい増えました、すこし殺しましょ。」これじゃあ、「世界じゃあ通用しませんよ」と言いたかったのです。たとへば、今ぼくがかかわっている会議では、ここ5年程、「世界各地の空港周辺の野生動物が原因となった航空機事故の激増をなんとかしよう」ということで、ながながと議論を続けています。いかに私が「日本では環境派にシンパシーを感じている者」でも、いいかげんうんざりするほど「慎重論」が主流なのです。「とりなんか少し間引けばいいじゃん」なんてつい日本語でぶつぶつ言ってしまう程です(汗)。5年間で計10回程国際会議をやって、やっと10月のシドニー会議で「これから本格的なプロジェクトチームを作って研究しましょう」になりました。去年10月の京都会議で採択された「Wild Life Control」という言葉は、パンヨーロッパから即クレームがきて、六ヶ月後のヘルシンキ会議で「Animal Hazard」と変更になりました。300人以上ひとが犠牲になっているんですよ。それなのにこういった案配なのです。でもこれが「世界の常識」らしいのです。2000年の四月にこの人たち300人ほど日光に連れていきたいと思っています。シカの防護柵を見せて何というかアンケートでもとってみたいと思います。
 さて、なにか殺伐とした「気」を送ってしまったようで、申し訳なく思っています。そんな時「3月の雪景色」にほっとしました。Kokekokko氏ありがとう。

北のスバルファン 98/11/27(金) 22:58

始めまして。私、北の地のいなかに住む者です。ここの気候はそうちょうど奥日光の中でも寒いところと同じくらいでしょうか。いやもうちょっと厳しいかもしれません。私も昔日光や奥日光の持つ自然の雰囲気が好きで、その雰囲気を感じたいがために、しょっちゅう足を運んでいた時期があります。当時はきわめて感覚的で、学術的なことにはほとんど興味がない状態でした。(現在もそうかもしれない)まだ小田代への道の規制などなく、たまのたまににシカを見つけると単純に喜ぶだけでした。日光や奥日光の自然の持つ雰囲気は、都会育ちの私にとって初めて自然の持つ雰囲気を実感させてくれたなつかしいフィールドなのです。この事は今も変わりませんが、現在はたぶん奥日光よりももっと自然密度の濃い地に住んでいます。人との関わりの少ない自然の持つ雰囲気は、自分の主観や思いこみを抜きにすると、基本的にはどこに行っても同じであると感じています。ただその場所その場所の個性は確かに存在しているとも思います。
私の住んでいる所の自然密度とはいったいどれくらいなのでしょうか。具体的にこの10年私の家のまわりに現れた生き物をあげてみます。鳥では、アカゲラ、オオアカゲラ、コゲラ、ヤマゲラ、クマゲラ、キバシリ、ワタリガラス、スズメ、ニュウナイスズメ、カワラヒワ、シメ、ヒヨドリ、アオジ、オオジシギ、ヤツガシラ、コガラ、ハシブトガラ、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、シマエナガ、ウソ、アカハラ、キビタキ、コルリ、アマツバメ、等など。小動物ではモモンガ、ミンクかいたち、エゾオコジョ、エゾリス、コウモリ、キタキツネ、ネズミ各種、などなど。蝶はあまりわからないのですが、ヒメギフは毎春の楽しみのひとつ。大型動物では、なんといってもエゾシカ、そして今年とうとうヒグマが追加されてしまいました。
増えすぎたシカの問題は我が家にとっても大きな問題です。玄関のすぐ横まできて家庭菜園や庭木を食べてしまうのです。家の裏手には元牧草地だった空き地が広がっているのですが、秋の繁殖時期には7〜10頭ほどのファミリーが生活していて、夜になると必ず姿を見せていました。オスどうしのシカの角つきも見られ、繁殖時期特有のオスのラッティングコールは毎晩聞かされました。もう何年もシカたちは家の前までやってくるのですが、シカ避けも兼ねたくて今年8月から我が家で犬を飼い始めました。雑種でまだ子供ですが、なかなかたくましい犬で散歩に出かけるとそこらじゅうにあるシカの臭いを嗅ぎながらシカを見つけると追いかけていきます。田舎の犬は結構たくましいのがいるようで、ちょっと前にこんな話がありました。冬にある家から行方不明になった若いオスのハスキー犬が7日後に見つかったのですが、その時彼は餌を捕るためにシカを襲っている最中だったそうです。
増えすぎたシカの問題は我が家に限らず私たち地域全体の問題でもあります。いろいろな策がとられているようですが、機会がありましたら後日紹介します。冗談の話のなかでだとは思いますがオオカミを放したらどうだと言う言葉も聞いたことがあります。オオカミはこの地では明治時代に人の手によって絶滅しています。その理由を考えるととても現実的な話とは思えません。あくまでも人の都合ですが、オオカミはいなくなり、ヒグマはまだ生き残っています。オオカミが生きるためには、人間の存在しない広大な空間が必要でしょう。とりとめもなく長くなってしまいました。またいつかおじゃまして勝手な事でも言ってみたいと思います。
    北の地のスバル・ファン

Kokekokko 98/11/27(金) 18:09

さぶちゃん、11月上旬がお流れし残念に思っていましたが、ようやくおいでになるそうですね。良かった。
雪道の覚悟で来てください。チェーンは忘れずに。
それにこの気温で雪になれば落葉した木々の枝一本一本に着雪し、前の書き込みで紹介したような「雪の写真」状態がみられるかも(この写真の木はコナラです)。竜頭滝上のミズナラ林がそうなっているとこれは信じられないくらい美しいですよ。それに小田代原のズミやシラカンバなどもきれいでしょうね。雪になることを祈ります。
でも、天気予報では明日午後には晴れてくるとか。

>みなさんの真剣な議論、拝見させていただきました。
>それぞれの日光や自然への思いが深ければこその内容ですね。
私もそう思います。この場で日光ファンであろう多くの方々がいろいろな意見を出してくださることがとても嬉しいです。

ところで、小田代原のシカ防護柵、話には聞いていたのですが、まだ見たことがありません。もし、デジカメでもお持ちでしたらその写真をメール添付で送っていただければ幸いです。
みなさんにも紹介したいので。
今年最後(!)の日光といわず、まだ12月があります。お待ちしています。

Kokekokko 98/11/27(金) 18:09

旅する人様
この掲示板は「日光や自然」についての思いをそれぞれの感じ方で書き込んでいただきたいと思い運営しているつもりです。素直な日光感や自然感が、ここに来てくださる方々のインターフェースとなれば良いと思います。旅する人様をはじめみなさんが、この掲示板により何かを感じていただけたり、喜んでいただければ、管理者としてはこの上ない幸せです。

>雪が降った、雪のある風景の光の広がりに興味があります。
>白が増えるからあたりまえ、とは言われますが
>初雪後の日光は明るいのでしょうか?
今回の初雪は夜中で降り終わり、朝は気温が4℃もあったのですぐに融けてしまいました。
私も前から思っていましたが、例えば雪の上にいる人の顔を写真に撮るとき、いつもと顔の表情が違います。空からの明かりと雪の地面からの光がミックスされ、複雑な明るさになりますよね。
また日光だけではないでしょうが、雪が降った風景は、いつもの見慣れた原色の看板やアスファルトのグレーや赤いトタン屋根などがすべて白、それもマットな白に変わりとてもきれいです。
多くの人が雪が降って単純化された風景がきれいだ、というのに、なんで街並みはきれいにならないのでしょうね。きれいになるどころか、ますます混沌としていきます。
かつて撮った雪の写真(3月の雪の朝)をみてください。


鎌倉エセ文士様
私自身もシカ大量死を知っているのは日光に居住し始めた1980年以降現在までの間、1984年の豪雪(中禅寺湖も全面結氷した)によるものだけです。正確には「その周期がおくれている」話は一研究者のデータと話に基づく伝聞で「矛盾」かどうかを判断する自らの経験は持ち合わせていません。
以前、地元に住むお年寄りに昔の日光の話を伺う機会があり、中禅寺湖の全面結氷は1946年2月にもあったそうです。1945〜1946にかけての冬は2週間で60pの雪が3回も降る大雪だったそうです。その方は中禅寺温泉から仕事場がある菖蒲ケ浜まで結氷した湖水を歩いていったということです。また、他の方の話では1963年頃にも大雪があったということを聞いたことがあります。

>「積雪が50センチちょっと前位になると「もうすぐ動けなくなる」と察知して移動
>する」と言うことでしょうか?「積雪と移動」の相関関係についてのデータはどの程
>度信憑性のある「客観データ」なのでしょうか?「温度との相関」についてはどうな
>のでしょうか?
残念ながらこれも一研究者のまとめた文章で見た内容の伝聞です。スミマセン、いいかげんで。
もし、新知見でもあったらご紹介ください。鎌倉エセ文士氏の動物研究を実践している立場で、また話題などをご提供ください。

Kokekokko 98/11/27(金) 18:08

ここ最近のシカ、オオカミを巡るこれまでのKokekokkoの書き込みで、その表現のしかたが正確でなかった部分があったため、ご覧のみなさんに誤解を与えたような気がしましたので、ちょっと言い訳がましくなりますが、書いてみます。
まず、Kokekokkoは動植物の研究を生業とする者ではありません。日光の自然のさまざまな営みや変化に興味をもつ日光の一住民です。その分野で実践している方々の意見や感想を聞くのを楽しみにしている立場です。
ですから、11月23日の書き込みでシカの増加原因について、さもわかったような表現になっていますが、正確には、「・・・・・・・という話や文献を見たことがあり、これまでの自分の経験の範囲で個人的にもそのように感じ」「その内容を伝聞の形で紹介している」ということになります。だから浅い経験の中からの内容なので、一部の限られた意見しか紹介できなかったことになっている可能性も否定できません。
今後は伝聞による情報の場合はその出典を明らかにするような形の表現に改めていきたいと思います。


SACHI様、情報をありがとうございました。
オオカミシンポでは日光のシカの状況やオオカミを放つことについて複数の研究者がそれぞれの意見をのべ、最後に聴講者が用意されていた用紙に質問を書き、研究者が答えるという方法で進められました。
その中でもイエローストーンへのオオカミ導入に携わった獣医さんの話は、とくに印象に残ったのでいくつかご紹介します。
●イエローストーンでは1926年にオオカミが絶滅したが、オオカミの再導入は生物学的な多様性を持たせるべきという考え方にたって行われた。
●カナダのオオカミを導入することにしたのは同地のオオカミが遺伝子レベルでも近いものと考えられていること、その分布がゆっくりと南下していること、イエローストーンと食性が似ていたことから。
●オオカミが食べたエルク(シカの一種)を調べたところ、年齢が10歳以上が60%、10歳未満が40%で、主に傷ついたものや老齢なものが補食されていた。
●オオカミによりこれまで人間が飼育する牛6頭、羊80頭、犬4頭が殺された。人間への直接的な被害はない。公園管理者は家畜等の被害者に補償金を支払っている。
●イエローストーンに移入したカナダのオオカミについて、連邦政府は数年間の猶予期間を与えた上でその結果により「イエローストーン国立公園からオオカミ個体群を除去する判決を法廷で下した」そうです。異なる地域の種(亜種)の導入による生態系への悪影響が予想されるからというのが判決の趣旨だそうです。

他の研究者からは「シカの個体数の状況や被害の状況、増加原因」「日光でもオオカミが生息可能であろう」「仮にオオカミを放してもシカの個体数減少に大きな影響はないのではないか」などの意見が出されましたが、疑問に思ったのは、
ある研究者によると「オオカミを放してもシカの個体数減少効果が少ない」にもかかわらず、なぜあえて「シカの個体調整のためオオカミを放す」必要があるか、ということでした。
また、「他国の遺伝子が異なったオオカミを日光に放すことによる遺伝子汚染などの心配は」という質問に対し、ある研究者は「日本にはオオカミと遺伝子レベルで競合する種がいないから、問題はない」と断言されていました。その研究者の話の印象は、とにかく日光にオオカミを放すんだ、というような、最初に結論ありきという印象でした。時間がなかったので数々の疑問は解明されぬまま終了してしまったので、真偽のほどはわかりませんが。
全体的にはKokekokkoの知らない分野が多く、興味深い話でしたが、「オオカミを放つ必要性」の部分が理解できぬままになってしまったのが残念です。

さぶちゃん 98/11/27(金) 11:11

お久しぶりです。日光にもようやく本格的に冬将軍が到来したようですね。今夜未明から、おそらく今年最後?の小田代を目指して奥日光へ行くことになりました!…ですが、お天気はあいにくのものになりそうです(涙)。

みなさんの真剣な議論、拝見させていただきました。それぞれの日光や自然への思いが深ければこその内容ですね。奥日光のシカによる食害は本当に深刻なようで、去年千手ガ原を歩いたときも、食害によってササが激減したため、(地元の方によると)本来見えないはずの中禅寺湖が木立のあいだから臨めました。たまに行ってただ歩いてるだけではわからなかった、奥日光の現実を初めて感じました。オオカミを放すことの是非は私のような者には論じられませんが、たくさんの人が考える機会をもつことは非常に意義がありますよね。小田代〜千手ガ浜への市道の通行規制(本当に大英断です)のように、思い切った対策が必要なんでしょうね。それにしても今年7月に小田代へ行って、木製のシカの防護柵(なんかビルのエントランスみたいな)を初めて見たときはびっくりしました。ああいう異形のものが出現する事態に、本当になってしまっているんですね…。

鎌倉エセ文士 98/11/26(木) 00:42

SACHIさま、はじめまして。「ナショジオ」購読者とお会いでき大変うれしいです。
ナショジオはどうも捨てられない人がおおいそうで、その保存方法が大変なんですよ
ね。床が抜けちゃった例もあるそうですからおきおつけください。私はとうとう10
年でギブアップしました。日本語バージョンも3月の引っ越しを期にやめちゃいまし
た。1986年頃のデータですがなんと定期購読者が当時で1000万人とかいってまし
た。定期購読料だけでやっている協会なんだそうで、すげー「金持ち協会」なんだそ
うです。その頃廃刊まじかの「朝日ジャーナル」が発行部数約5万部といっていまし
たからその差に唖然とした記憶があります。で、その86年は忘れもしない年で、日光
でのシカの大量死事件がありました。そのとき、わたしはそのシカの死体処理のボラ
ンティアに加わりました。あれから12年たっていますが、その前もその後も、あの
ような大量死があったとは少なくとも私の記憶にはないのですが、

>>これまである一定の周期で1mを超すような大雪になるとシカは移動できず大量死
>>して、その数をコントロールされていましたが、その周期が遅れています

とは矛盾しませんでしょうか? また

>>積雪50p程度になると移動が困難になるため、冬は雪の少ない日光市内や足尾
>>方面など広い一帯に降りてきました。でも暖冬で奥日光の雪が少ない年が続き、多
>>くのシカが冬になっても限られた範囲の奥日光にとどまるようになっています

「積雪が50センチちょっと前位になると「もうすぐ動けなくなる」と察知して移動
する」と言うことでしょうか?「積雪と移動」の相関関係についてのデータはどの程
度信憑性のある「客観データ」なのでしょうか?「温度との相関」についてはどうな
のでしょうか?

>>森林伐採や人工林化によりシカのエサとなる草地面積が増えたことも原因の一つと
>>言われています

もちろん、「単一種の増減」の原因は「複合的」であると思われます。当時僕らと行
政当局(含む学者)との間でも意見が分かれました。そのときは、ぼくたちは「大量
死の原因はその年の記録的な大雪が直接的な原因ではあるが、それだけでは無い、な
にか複合的なもの、たとえば、森林伐採その他による「日光周辺の環境的アンバラン
ス」がその根本にあると主張しました。それに対して「大雪」だけに原因を特定して
は、シカの生態解明の基礎研究には着手しませんでした。少々長くなり恐縮ですが
これが、日本の現状なのです。比較的研究の進んでいる草食獣にしてからこんな案配
なのに、ましてやほ乳類学会のなかでもダントツ難しいといわれている大型肉食獣に
ついては「ほとんどなにも解っていない」のが「常識」となっている日本で、そのなかでも剥製はもとより骨格標本なども現存がきわめて少ない「オオカミ」導入とは。
イエローストーンでの灰色オオカミ導入は、ただ北(アラスカやカナダ)から移動さ
せただけですから、日本の場合とは根本的に違っていると思います。

旅する人 98/11/23(月) 14:47

・・この掲示板に私自身が求めていること、は何なのでしょう。
どうやって使うべきか、やはり考えるところですが、少なくともこのページで、日光の自然の多様性、(自然は多様性ですが)とその日光の魅力がそれぞれの人のそれぞれの感情によって構成されていることを知ることが今の私にとってはとても嬉しいことです。
今回の鎌倉エセ文士さんのお話は、大変共感を持ちました。私にとっては少し高度すぎるような感覚ですが、言いたいことが伝わってきました。自分自身が言葉に出来なかった事が「あ、そうかも知れない」といった思いを引き出しました。
オオカミについては未熟ながら考えるところがありますので聞いて頂きたいとは思っていますが、なにぶんさっぱり相手に伝えたい形になってまとめられない欠点がありますので少し時間を頂きたい。
で、こうした掲示板に、私が求めているものは前述した感覚と、前回のように「規制」についての行政的な意見や結果ではなく、日光に住む人の捉え方を聞けたことが嬉しいのです。
嬉しいという事は、私自身にとって何らかの持ち札が出来たことになるわけで、それをどうこうするというのではありませんが、とかく反乱している情報の中でも感覚的には「良い場所」にしまっておけるものになるわけです。

この掲示板にある日たどり着き、時々拝見させていただきながら、よくありがちな友人や知人の身内の掲示板かな?とも思いましたが、管理者のkokekokkoさんの決してそうした事だけを求めているのではない、という気持ちを返信や情報の中で感じましたのでおじゃまをさせていただきました。(誤解かも知れませんが)
日光に限らず、自然に対して人がどうあるべきか、は大切な問題ですし、それは自然ばかりではなく人がどうやって生きていくべきかを考える大切な問題でもあると考えます。
鎌倉エセ文士さんのような考えを聞かせて頂けただけでもここにおじゃまして、よかった!と思っています。

kokekokkoさん、日光の雪は明るいでしょうか?
雪が降った、雪のある風景の光の広がりに興味があります。白が増えるからあたりまえ、とは言われますが初雪後の日光は明るいのでしょうか?

SACHI 98/11/23(月) 14:03

こんにちは。
オオカミの話が出ていますが、「ナショナルジオグラフィック」1998年5月号(もちろん日本語版です。)に「野に放たれたオオカミ」の記事が載っています。イエローストーン公園の話を始め、シンポジウムで講演される丸山教授の記事も載っています。
興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。大きな図書館なら置いてあると思います。わたしは創刊号から日本語版を講読しています。以前は英語版を買っていたのですが、読み切れずにどんどんたまっていくので日本語版に切り替えました。記事はもちろんのこと、写真もとてもきれいで気に入っています。ひとつ残念なのは、日本を扱った記事が少ないことです。あ、そうか、アメリカのナショナルジオグラフィック協会のHPからもバックナンバー読めますね。
さて、シンポジウムはどうだったのでしょうか?
近ければ行ってみたかったのになあ。

Kokekokko 98/11/23(月) 12:28

鎌倉エセ文士様、書き込みありがとうございました。
オオカミシンポジウム開催のお知らせに関して、少々言葉が足らなかった部分があったので、掲示板の書き込みとシンポ開催のNewsの表現を変えました。

実は、ここ10年間の奥日光の生態系の変化は驚くべきものがあります。とくにシカの食害によると思われる植物群落の消滅は至るところで発生しています。
白根山弥陀ケ池にあれだけたくさん咲いたシラネアオイ群落は今では見る影もありません。また小田代原でもノアザミ群落がほとんどなくなり、クガイソウも消滅しそれを食べていたコヒョウモンモドキという関東地方では唯一奥日光に生息していた草原性のチョウも絶滅したと考えられています。中禅寺湖から湯元一帯のウラジロモミは樹皮を食べられ多くが枯死しました。千手が浜の樹林の下に一面にうっそうと生育していたチマキザサは今はほとんどみられず、まるでササのないヨーロッパの森を思わせる様相となり、シカが食べないイケマという植物が増殖し、それを食べるカメムシが大発生しているそうです。そして至る所にシカのフンが散乱しています。
これまで奥日光は花の宝庫でしたが、その花の種類が大幅に減っています。「多様性」をもっていた自然が壊れかけています。これは植物だけの問題ではなく、それに関わり合いをもつ多くの動物生態にも影響を与えています。

これらの原因は直接的にはシカの食害と言われていますが、そのシカが増えた原因の一つに暖冬化があげられます。シカは積雪50p程度になると移動が困難になるため、冬は雪の少ない日光市内や足尾方面など広い一帯に降りてきました。でも暖冬で奥日光の雪が少ない年が続き、多くのシカが冬になっても限られた範囲の奥日光にとどまるようになっています。また、これまである一定の周期で1mを超すような大雪になるとシカは移動できず大量死して、その数をコントロールされていましたが、その周期が遅れています。
また、森林伐採や人工林化によりシカのエサとなる草地面積が増えたことも原因の一つと言われています。

長くなってしまいましたが、オオカミを放つという大胆な提案は、自然生態系や人間社会の中で、さまざまな問題の発生が予想され、実現は困難ではないかと思っています。
Kokekokkoとしては、まず、前記の奥日光の現状をできるだけ多くの人に知ってもらう一つのきっかけとしてシンポ開催をご紹介しました。
オオカミを放つことについて、ご覧のみなさんのご意見をお願いします。

>日光の自然がずっとずっとそのままでと願いつつ
自然の恵みを享受して人間が生活していた頃の日光にはもう戻れませんが、漠然と「変わらないでいてほしい」と願う気持ちは同じです。

鎌倉エセ文士 98/11/23(月) 00:18

Kokekokkoさま、突然ごめんなさい。私もこういった「掲示板」の使い方が良くわか
りませんので少し心配なのですが、「旅する人」さんの書き込みに非常に興味をもっ
てしまったものですから、どうしても少しだけお話ししたくなって(^^;
「旅する人」さんも、きっとKokekkoさまの撮った写真を見たであろうと推察しま
す。わたしも、24年前に、彼の「写真の技術とその質」、蝶への態度、そしてなによ
り日光への「愛情」に、感銘を受けた一人なのです。そして随分二人で日光に足を運
んだものでした(よね?)
今のわたしは、日本より国外にいる時間のほうが長いくらいの「おちつきのない」生
活なのですが、「自然を見る目」の基盤はなんといっても「日光」です。そして、そ
う言い切ってしまえるだけの「多様性」をもった自然だといえると思います。それは
植物だけでなく、昆虫や鳥や哺乳類、すべてをひっくるめた「総体としての自然」
(そんな言葉あるかどうかわかりませんが)が、けっして他と換えることのできない
「個性」「ユニークさ」を保っているからといえるのかもしれません。そして、これ
は日光だけでなく全ての地域にあてはまることでもあると思うのです。きわめて感情
的な見方でいうとたとへば「日光のカタクリ」であって、他のどこの「それ」とも違
う。「日光のゼフ」であって、「山形」のそれではない。しかし、この「感情」に
は、なにか絶対侵してはならない「真実」があるように思えてなりません。たぶんそ
れは現在の「生態学」で証明されているはずです。その土地のものではない「種」を
持ち込んだがためにその土地での生態系が破壊されてしまうという事実は、一部の帰
化植物や、帰化した魚類、昆虫、鳥類、そしてほ乳類など、実例だけ挙げても少なく
ありません。すなわち「感情は真実を表す」実例なんですね。その土地固有の自然こ
そがすばらしい。もはやこれは「世界常識」と思っていたのですが「オオカミうんぬ
ん」の話をこの掲示板で知り「言葉を失った」のでした。わたしは「破壊された生態
系は人間社会をも破壊する」という「事実」を四国、九州、ボルネオ(カリマンタ
ン)、ジャワで経験しました。Kokekokkoさまどうぞ「学者の妄想」に惑わされるこ
との無いように、、、、。日光の自然がずっとずっとそのままでと願いつつ。

Kokekokko 98/11/22(日) 20:03

日光市内の初雪です。20:00現在約2pの積雪です。多くはありませんが、木々も枝一本一本が白くなりとてもきれいです。
奥日光方面も雪雲にすっかり覆われています。奥日光はどのくらい降っているのでしょうか。

Kokekokko 98/11/20(金) 13:22

管理者Kokekokkoです。
ごらんのように、右のフレームから、この掲示板の過去ログを見られるようにしました。
1997年9月にスタートした掲示板の最初から見られます。

Kokekokko 98/11/16(月) 20:31

オオカミシンポジウムの開催のお知らせ
シカなどの生態系への悪影響を解決させるため、オオカミを奥日光に放してはという提案をしている日本オオカミ協会などが主催する、シンポジウムが11月21日(土)、日光市内で開催されます。
オオカミの是非はともかく、研究者の話を通して日光の自然の現状を考える良いチャンスかと思います。
詳しくは「News」でご覧ください。


旅する人さん
観光地日光への一般的イメージが、日光=古い観光地、徳川、人工的 というのはなんとなく納得できるところです。さまざまな雑誌の特集などで「日光の印象は?」との問いに不思議なくらい「自然」を挙げる人がいないのですね。いても「華厳滝」「戦場ヶ原」「霧降高原」程度です。まだまだ日光の自然とは一般の方にはなじみがないものなのでしょうか。

>秋の「西ノ湖」「千手ヶ原の近辺」はどんな様子なのでしょうか?

今年は行けませんでした。以前撮った写真をご覧ください。
西ノ湖は小さな湖です。風のない朝などは鏡面に対岸の紅葉が写り、静寂そのものです。最近多くの人が訪れるようになったようですが、それでも周辺の樹林(西ノ湖周辺はミズナラ・ハルニレの巨木が多い)と調和した自然景観は秋には訪れたい場所の一つです。
千手周辺も樹林が発達しており、中禅寺湖の湖畔でもあるので紅葉がきれいです。やはり朝がいいです。ちょうど中禅寺湖の対岸から日が昇ります。
常連のさぶちゃんも歩いたことがあるという、西ノ湖・千手間の新遊歩道がお勧めです。

>HPの花の紹介に蝶の写真が多いと思いますが、
>美しく写していらっしゃるのでお好きなのだと思います。

お褒めの言葉をありがとうございます。
実は相当好きです。遠い昔はコレクターでした。今は蝶も神様からの贈り物だと思って観察するだけです。ミズナラの森に生息するゼフィルスや戦場ヶ原に飛ぶヒョウモンチョウ類・ヒメシジミなどを観察するのが毎年の楽しみです。
そのうち、昔撮りためた写真なども紹介していきたいですね。

旅する人 98/11/15(日) 15:57

みなさん、日光の紅葉を見てきたのですね。
規制についてご返事をいただきありがとうございました。
そこにある、価値ある自然と人との関わりはそれに経済的な問題や、政治性が加わることになるので
大変なことですね。
常に柔軟な姿勢が大切だと思います。それくらいしか言えませんね。今の所。

日光の紅葉は今年もあきらめました。
この秋は様々な人と会いました。そこで偶然、日本の思いつく観光地のイメージを一言でたとえる、と言うような事が展開されました。例えば・・松島=民謡とか。
そこでのイメージをちょっとだけ紹介しましょう。
石垣島=シュノーケル・西表島=マングローブ・鳥取砂丘=風・京都=保守的、歴史、教科書・浅草=商店、下町・日光=古い観光地、徳川、人工的・などと言ったように出てきました。
それぞれの価値観の中で展開された事なのでこれ以上の意味もありませんし、これだけの事なのですが、日光が古い観光地、と言うのは意外でした。

さて、日光の、奥日光のいろいろな場所ありますが、秋の「西ノ湖」はどんな様子なのでしょうか?
千手ヶ原の近辺は、秋はどんな様子でしょうか?
なんとか秋に、今度は訪れてみたいと思います。

HPの花の紹介に蝶の写真が多いと思いますが、美しく写していらっしゃるのでお好きなのだと思います。私の友人にも蝶の好きな人がいますが、彼女はひたすらその姿を見てはため息をついています。収集家とはとは違って、ひたすら蝶の姿を見つめます。何を見ているのか不思議になりますが、今度、HPの写真を教えてあげようと思います。
蝶の美しい写真も楽しみにしています。
では、いつか秋の日光を歩きたいものです。

Kokekokko 98/11/14(土) 16:05

管理者Kokekokkoです。HP更新のお知らせです。
神橋の改修工事がいよいよ着工です。もうすぐシートに覆われて見られなくなってしまうと思います。

これまでの神橋の工事の様子をアップロードしました。
トップページの「神橋」という文字からリンクしています。

Kokekokko 98/11/12(木) 13:06

今日は東京ビッグサイトのCOMJAPANです。
情報機器の技術革新はものすごい勢いで進歩しています。
今日と明日の「神橋」はお休みです。
それにしても東京は疲れる。

Kokekokko 98/11/11(水) 22:46

今日、山内(東照宮一帯の地名・さんない)に行ってきました。
紅葉は始まったばかり、ちょっと早めという感じで、あと5日くらい後の方がきれいだと思います。
華蔵院のもみじはちょっと早め、浄土院のもみじはなかなかでした。

東照宮の入り口に流鏑馬(やぶさめ)の次第が張り出されていました。さぶちゃんがご心配された流鏑馬渋滞ですが、千人行列をやるわけでもないので、時間帯に気を付ければそれほど心配ないと思います。でも山内一帯は混雑するでしょうね。
次第は次のようなものでした。
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世界文化遺産登録記念 流鏑馬神事
期日 平成十年十一月十四日
場所 表参道

執行次第
一.弓矢渡し式 午後一時〜一時十五分
一.馬場入り   午後一時十五分
一.流鏑馬始め 午後一時三十分
一.流鏑馬終了 午後二時
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世界遺産は、来年(1999年)12月に登録される予定です。東照宮・輪王寺・二荒山神社(地元では二社一寺と呼んでいる)の国宝・重文の建造物群とその周辺環境が「日光の社寺」としてユネスコに登録される予定です。

>今年の渋滞シーズンはいったいいつまで続くのでしょうか。
>在住のみなさんのご苦労、お察しします。

うう。心にしみるお気遣いをありがとうございます。
迂回路が少ない日光のこと、日々の生活の中で交通渋滞が移動を妨げ、確かに苦労といえば苦労です。でも夏や紅葉シーズンにはたくさんの人が来て混雑するという事実も年間の生活パターンに刻み込まれており、そういうものと多くの人は思っているかも。
日光は観光客が大勢きていただけるからこそ、経済的にも成り立っている地域です。多少の渋滞など、そこは地元民としては寛大な気持ちで接したい、ということにしておきましょう。
でも、やっぱり交通渋滞はいやだ。

さぶちゃん、今年の冬は奥日光でぜひクロカンを。雪の奥日光は別世界です。Kokekokkoも待ち遠しい季節です。
とくに3月頃の快晴の日の、クロカン+ウィスキー(ビール)+昼寝、のコースがお勧めです。詳細はそのうち。

さぶちゃん 98/11/11(水) 15:35

あああ。日光へおいでになるみなさんがうらやましいです。
今週末は延期になっていた流鏑馬が行われるそうで、それが道路の渋滞にどんな影響を与えるか、そのあたりは気になりますね。あんまり関係ないのかな?いずれにせよ未明にいろは坂をのぼり、昼前には下るというのがやっぱり最善の策なんでしょうね。それにしても今年の渋滞シーズンはいったいいつまで続くのでしょうか。在住のみなさんのご苦労、お察しします。ところで昨日戦場ガ原で初雪が観測されたとのこと。これもちょっと遅めですよね。それでも奥日光が静謐に帰すシーズンは確実に近づいているんですね。あー、ますます行きたい。クロカンですか。ぜひやってみたいなあ。うーん。(うなってばかりですみません…)

Kokekokko 98/11/11(水) 12:18

峻さん

>午後過ぎに、いろは坂を登り、日が暮れた頃から、いろは坂を下ろうと
>思います。これで渋滞は回避できるでしょうかねぇ?

午後もできるだけ遅い時間帯が良いと思います。朝、東京近郊を出発した方がイロハ坂を通過するのがだいたい午後になると思いますので。
下りは午後〜夕方にかけて慢性的な渋滞になると思います。こちらもできるだけ遅い時間帯が良いと思います。
でも、これじゃ日帰りができなくなりますね。

一泊のパターンならば、
夜イロハ坂を上り、そのまま車中泊。翌日午前中紅葉を見て、昼前にはイロハ坂を下る。(でも奥日光の紅葉はほとんど終わっていると思いますが)
といったところが良いかもしれません。

98/11/10(火) 23:07

早速、お返事ありがとうございます。
午後過ぎに、いろは坂を登り、日が暮れた頃から、いろは坂を下ろうと
思います。これで渋滞は回避できるでしょうかねぇ?

私、以前行ったときは、まだ4月であったのに、雪が残っていました。
週末、訪れるのがとても楽しみです。

Kokekokko 98/11/10(火) 17:36

峻さん
んー、14日は今度の土曜日ですね。
最近の週末の様子を見ているとかなり混雑していると思います。以前は紅葉シーズンの土日に車が集中したのですが、それに懲りたのか、最近は平日に分散して車がやってくるようになったような気がしますが、それでも土日は車が集中します。
もう、奥日光はほぼ紅葉は終わったようですが、たぶんイロハ坂から奥日光の向かう時間でイロハ坂通過時間が午前8時すぎると渋滞がボチボチという感じではないでしょうか。(最近奥日光に行っていないので確実ではありませんが)
また奥日光から日光市内に向かう時間もお昼をすぎるとイロハ坂や中禅寺温泉通過のための渋滞がおきるような気がします。

紅葉が目的ならば、奥日光はいかずに東照宮周辺の散策がお勧めです。14日頃はカエデ類の紅葉がきれいなハズです。

98/11/10(火) 03:22

今週末、11月14日に日光に行きたいと思いますが、
やっぱり渋滞しているのでしょうか?
渋滞は嫌だけど、紅葉は見たいし・・・・
仕方ないですかねぇ〜

Kokekokko 98/11/09(月) 13:00

旅する人さん
日光は東京方面からと新潟方面からの通過交通の地でもあり、奥日光に居住している人も多いため、上高地や尾瀬のように車両を完全に閉め出すことが難しい事情があります。
でも数年前に栃木県が、奥日光の竜頭滝上の国道120号線から小田代原や千手ケ浜に至る市道を自然環境保全のため、道路交通法による規制で一般車を通行禁止にしました。その代替交通機関として低公害バスの運行を行っています。
個人的な感覚ですが、通行禁止前はだれでも入り込める道路だったため公衆便所の壁にスプレーでいたずら書きをするような人も入っていましたが、規制後は小田代原や千手ケ浜にほんとうに行きたい人だけが入り込むような雰囲気に変わったような気がします。
夏などはバスに乗り切れない大勢のハイカーが訪れるようになり、ハイカーそのものの数も増えたような気がします。
当時、マスコミでも規制の話題が数多く取り上げられました。
小田代から千手一帯の自然環境保全と利用の仕方が良い方向に向かっていると思います。個人的にも栃木県の判断は正しかったと思います。
ご覧のみなさんのご意見も伺いたいです。書き込みを。

>森の中に満ちていた樹木の息づかい、木漏れ日、かぐわしい香り・・・
>そうした感覚を持ちながら時間を送りたい、きっとみんなそれを求めて日光
>の美しい色を、風を感じに来るのでしょう。

五感で感じられる日光の自然の魅力が、多くの方々に受け入れられているということを一番知らないのは我々日光市民なのかもしれません。

旅する人さん、奥日光の紅葉は終わりかけているようですが、日光市内の紅葉はこれからです。市内にも自然の息づかいにあふれた場所がたくさんありますので、是非どうぞ。

旅する人 98/11/08(日) 09:54

こんにちは

ときどき、このページを開いて、皆さんのお話を聞かせていただい
ていました。
紅葉の美しい日光の魅力が伝わってきます。
残念ながら秋の日光を知りません。
冬の、寒い冬の日光と、初夏の日光が記憶にあるだけですので、紅
葉の美しさに憧れています。
どこでもそうなのでしょうが、大挙して人が流れることへの弊害は
ありますね。
「観光地」と言う宿命でしょうか。

人の立ち入りについて様々な規制のシステムが各地で始まっていま
すが、日光の場合もそうした規制をされている地域はあるのでしょ
うか?
その結果はどうでしょうか?
簡単に入り込めないことで、自然が保護されるメリットと、その地
域へ対する知名度?人気?は変わりましたか?

毎日の生活の中で、感覚を呼び起こすのです。あの森の中に満ちて
いた樹木の息づかい、木漏れ日、かぐわしい香り・・・そうした感
覚を持ちながら時間を送りたい、きっとみんなそれを求めて日光の
美しい色を、風を感じに来るのでしょう。それぞれの価値観の違い
はあるでしょうが、きっとみんなそうなのでしょう。

紅葉の過ぎた季節、雪の降る前の静寂の季節の様子も教えて下さい。楽しみにしています。
それでは、突然おじゃまいたしました。

Kokekokko 98/11/08(日) 09:53

あきじいさん
やはり、出発されましたか。深夜の星空を見て、きっと来られるかな、と思っていました。
今日は、快晴。奥日光の早朝はさぞきれいだったでしょうね。
写真をメールに添付できたら、送ってください。みなさんにも紹介したいです。

あきじい 98/11/08(日) 02:17

予想に反して月も出てるし良い天気。さあ、これから出かけるぞ!!
キャリアを載せた黒いスペースギアを見かけたら声を掛けて下さい。

Kokekokko 98/11/05(木) 13:29

今日も、朝曇りで今は快晴。東照宮上空に紅葉取材のヘリがブンブン飛び、にぎやかです。道路も紅葉の慢性渋滞状況で国道の横断に一苦労です。

あきじい-さん
イロハ坂のローリング族ですが、実は実態を知らないのです。そういえば20年ほど前、Kokekokko自身もイロハ坂を何分で登れるか(ちなみに8分56秒でした)、なんてアブナイ時期もあり、今の状況をとやかく言えません。
そんなことで、正確な情報はお伝えできませんが、聞くところによると、日光警察署もシーズン中の週末夜中にはローリング族の取締をやっているそうです。イロハ坂で取締をしていると彼らは「霧降」に移動するそうです。
また「走り屋」タイプと「暴走族」タイプがいるらしく、前者は走ることがすべてですが、後者はスプレーのいたずら書きなど、たちが悪いのです。
幸い、イロハ坂はどちらかというと「走り屋」タイプが多いそうですが、腕が未熟な車に巻き込まれる可能性も考えられますよね。

でも、さぶちゃん情報によれば、10月3日は大丈夫だったそうで。紅葉のこの時期、さすがに黒髪平駐車場で寝転がるのはちょっと勇気がいるかもしれませんが。寝転がって満天の星空の流れ星を見るのは三本松駐車場も良いですよ。
今月下旬になれば彼らもなりを潜めるし、奥日光は霜と氷の世界です。晴れた朝なんか風景が劇的に変化してきれいですから、時期をずらして行くのもまた良し、でしょう。

さぶちゃん、赤沼駐車場が午前3時でいっぱいなんて、信じられない状況ですね。日光も今までの団体ご一行様観光客が減り、個人の自然愛好者が増えてきたような気がします。
それにしても来られなくて残念でしたね。またさぶちゃん情報を期待してます。

さぶちゃん 98/11/05(木) 11:24

今週末がピークなんですか…。渋滞に巻き込まれずにすんだことをよしとするべきか、でもやっぱり見ごろを逃したのは惜しかったなあ。う〜ん。
ところで夜中のいろは坂ですが、前回の10月3日には午前3時すぎくらいに赤沼入りしました。(あの日はその時点で赤沼の駐車場はほぼいっぱいでした)…ということで、そのくらいの時間にいろは坂を走ったわけですが、まったくガラガラ、ということもありませんが、コワいお兄ちゃんたちにあおられまくり、ということもなく、私は初心者&初いろは坂でしたがそれなりに快適にドライブできました。無謀運転のクルマもいませんでしたし。(初心者の私自身が一番キケン!?)…運がよかっただけなんでしょうかね?
紅葉がキレイないろは坂に夜中のぼるのはもったいない気もしますが、でもそこは日光、キチンと夜中なりの楽しみがあります。是非、黒髪平でひとやすみしてください。できれば車外に出て、レジャーシートでも敷いてごろりと寝転んでみてください。(この時期寒いですけど。その前にハズカシイ?…でも私はやりました)満天の星!星!星!運転疲れなんてふっとびますよ。あれを見るだけでも出かける価値があると思います。…またまた長くなってしまいました。しかし行きたかったなあ。くぅ〜。『あきじい』さん、メゲずにぜひ行ってきてください。そしてレポートしていただけるとうれしいです。くぅ〜。

あきじい 98/11/05(木) 00:55

今日の新聞では『日光の紅葉は今が見ごろ」と出ていました。今週末は一番、人が多い時期でしょうね。また、たった今、10チャンネルでいろは坂を走る『ローリング族』の取材をトゥナイトでやっていました。本当に夜中、いろは坂は危険なんですかねえ?この間の撮影旅行で良い写真が撮れなかった悔しさを今週末で晴らしたく、金曜日の夜中に出かけようかと思っていたのですが・・・・
ちなみに私、茨城県に在住し、年は45歳、彰と申しますので「あきじい」、ですから冬になっても春になっても「あきじい」です。そんなわけで行くのやめようかなあ。

Kokekokko 98/11/04(水) 13:21

Chisaさん、書き込みありがとうございました。
私もまだお会いできず残念です。ようこさんがお世話になっているそうで、いつか日光でお会いできるのを楽しみにしています。
日光では、東京近郊でマンションなどに住むのと同じ金額で庭付きの家をもつことができますが、それなりに生活にはハンディが伴います。
冬の寒さ、中央文化への距離、働く場所の少なさ、などなど。一般的にはハンディというこれらのことも、考え方次第でハンディではなくなる、もしくはハンディを上回る快適さがあるというところでしょうか。
ま、「住めば都」の言葉のとおり、どこでも住めば都です。Chisaさんももし他に居住地をお探しのときは「日光」をその候補地の一つにいれてください。
さぶちゃん、来られなくなったそうで。残念です。高山登山報告を楽しみにしていたのに。
>今朝の読売の一面は、昨日のいろは坂の紅葉と渋滞のカラー写真・・・
ここのところ(とくに昨日)多くの方々が日光においでになり、市内は慢性渋滞です。Kokekokkoとしては自宅周辺から街に出る気がしません。
>このHPの『7777』をヒットしていたのは私です
次は「8888」をヒットしてください。ヒット画面を送って下さった方には、んー、何か日光の秋を感じさせるような「何か」をお贈りします。(このHPのカウンターはリロードしても数字は増えません)
で、さぶちゃん、日光の秋は奥日光だけではありません。日光市内の紅葉が良くなりそうな時期にぜひまたどうぞ。今月10日〜20日頃が良いと思います。もし都合が悪くてだめでも次は「冬」があります。冬の奥日光がまた良いのです。チェーンを忘れずに。

さぶちゃん 98/11/04(水) 10:51

こんにちは。
突然ですが、今週末に予定していた日光行きが同行者のやむをえない都合により中止になってしまいました…。Kokekokkoさんにもいろいろ教えていただき、ますますはりきっていただけにとても残念です。実は、こっそりこのHPの『7777』をヒットしていたのは私です。これは幸先よし!と思っていたのですが…。今朝の読売の一面は、昨日のいろは坂の紅葉と渋滞のカラー写真でした。それを見てちょっとブルーになってしまいました。こうなると次回には否が応にも気合いが入ります。これにメゲずにまた計画するぞーーー!ちなみに中禅寺金谷はキャンセルの電話にもとても親切でした。…しかし残念!!!うーん…。

Chisa 98/11/04(水) 01:07

kokokokko様、北の旅からお帰りなさい。まだご主人にお会いしたことはないのですが、いつもようこさんにお世話になっている千砂です。庭の紅葉の写真を見て、庭というのはやっぱりこういうのを言うんだなあ、と思いました。東京近辺でこんなお庭付きのお家に住めるのはほんの一握りのラッキーな人達です。日光には9月に初めて行きましたが、自然の素晴らしさに一目惚れしてしまいました。7日には東京でようこさんに会えそうなので、今から楽しみです。できれば一緒に紅葉も持って来て欲しいな。

Kokekokko 98/11/01(日) 23:37

前回の書き込みから、急激に紅葉が進みました。
市内紅葉のベストは11月13日、なんて書きましたが、修正。ズバリ、11月10日です。きっとまた修正することになると思いますが。

今日の庭の紅葉をアップしました。標高730m地点です。例年より見劣りしますが、ま、日光の秋です。
Flowers」には紅葉するカエデ類の写真もアップしました。

明るさと乾いた空気の秋はほんとうに気持ちが良く、快適です。久しぶりに薪割りに励み、ビールがおいしく体が軽い感じです。

9810