9/16 1999 ニホンジカのラッティングコール
今年もまたニホンジカの繁殖期がやってきました。
雄がさえずりをはじめたのです。そのさえずりを「ラッティングコール」と呼びます。
雄が自分のなわばりを誇示し、自分の遺伝子を将来に残すため雌を探します。
まだ鳴き始めです。これから秋が深まるにつれ、あちこちでこの声を聞くことができると思います。
ちょっと古くなってしまいましたが、2年前に録音した「ラッティングコール」をご紹介します。
かなり近くで録音したので、生々しい声ですが、遠くで鳴くその声は空気のクッションでやわらかくなり、とてもさびしい響きをもっています。
「インベーダー」アオマツムシの声とともに、秋の訪れを伝えてくれる日光ならではの「音」かもしれません。
|