5/29 1999 春の鳴き声、2種


春になり、いつもの年のように、多くの野鳥がさえずっています。
毎朝、きまってオオルリが鳴き、ちょっと離れたコナラの森ではキビタキが鳴き、昼間はウグイス、夜になるとホトトギスやヨタカが。

先日の夕方、キビタキの声がするので、録音機を持って隣のスギ林に入りました。彼はこちらの気配を気づいていないようで、さえずっている木の真下、10mほどにまで近づけました。「いい声が録れそうだ。さあ、録音」とスイッチをいれたとき、100mほどのところから「キー」という大きな声。シカがこちらの気配に気づき警戒音と立て始めました。10分間、シカは鳴き通しです。
キビタキの美声をかき消すようなシカの大きな声も聞きながら、泣く泣く録音を続けたのでした。

久しぶりに録音した、キビタキとセンダイムシクイの鳴き声を聞いてください。キビタキの途中に口笛のように「キー」と入るのがシカです。センダイムシクイの鳴き声は「焼酎一杯グイー」って聞こえる、と鳥の解説書などに書いてありますが、なんでこの声が焼酎なのかなあ。

いつものようにリアルオーディオのファイルです。聞くためにはリアルオーディオプレーヤがインストールされている環境が必要です。トップページ左下からダウンロードできます。



キビタキ  (21 May 1999 / 日光市街)

  (73KB / 8kHz / stereo / 15sec.)
  (145KB /16kHz / stereo / 15sec.)



センダイムシクイ  (16 May 1999 / 日光市街)

  (61KB / 8kHz / stereo / 12sec.)
  (122KB /16kHz / stereo / 12sec.)