8/30 1998  大雨が心配


東日本、北日本で、大雨となり各地で大被害が出ています。 大雨が長期間続き、これだけ大規模な被害が広範囲に出るのは、近年なかったものと思います。

ほぼ毎日撮影している稲荷川は、暴れる川として有名です。浸食も激しく、女峰山直下から神橋付近で大谷川に合流するまで、あちこちで崩壊します。台風などで大雨が降ると、大きな石がごろごろと川をころがりおちる音が不気味に聞こえます。

さて現在、建設省が稲荷川の工事をしていますが、今回の大雨で仮設道路が半分なくなってしまいました。写真は28日から毎日の川の様子ですが、中央に最初あった大きな石が30日には流れかかっているのがわかると思います。


神橋の下を流れる大谷川(だいやがわ)も増水し、茶色の濁流の川になってしまいました。
明治時代に神橋は洪水で流出したことがあります。今の神橋はその後再建されたものですが、この川幅と高さを超える水が出た、当時の雨量を想像すると、ものすごい水害だったのでしょう。

大雨の被害が心配ですが、早く本来の天気にもどってもらいたいものです。