8/23 1998  3種類の赤トンボ


山で日焼けしてきたアキアカネがだんだん赤くなる時期です。


今日は、久しぶりに日が射して暑くなりました。アキアカネは有刺鉄線や枝の先に止まっています。
でも、その中に少しだけ、違った赤トンボが混ざっています。ノシメトンボとミヤマアカネです。



右上の写真のノシメトンボは羽がすべて透明なアキアカネと違い、4枚の羽の先が黒くなっています。ちょっと写真ではわかりづらいのですが、全体的に黒っぽくて羽の先にちょっと黒くなっている部分があるのが見えるかと思います。

写真の右下、ミヤマアカネは数は少ないのですが、真っ先に赤くなり、羽の中間くらいが黒くなっていて、羽全体が薄いピンク色をしている、妙に派手で、お化粧をしたようにきれいなトンボです。


いずれも今まで山で避暑をしていて、これから9月にかけて生まれ故郷の関東平野のどこかに戻っていく途中なのでしょう。

途中で、鳥に食べられたり、子供に捕まえられて羽をむしられたり、いろいろと前途多難な旅の途中ですが、赤トンボの「渡り」はまさに季節を感じさせてくれる風物詩です。
まだしばらく日光の空をとんでいることでしょう。