6/21 1998 アキアカネの来訪と、森の蝶ゼフィルスの話
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■森の蝶ゼフィルス ミズナラなどの落葉広葉樹林内やその周辺で見られる蝶のひとつに、シジミチョウの仲間のゼフィルスと呼ばれている一群の種類がいる。その語源はギリシャ神話の西風の神ゼフィロスに由来するが、羽の表面が緑、銀、金、青、橙色に美しく輝くさまざまな種類があり、その美しさや種による形態的差異の多様さなどにより蝶に関心がある人の間ではゼフィルス愛好者が多い。奥日光には12種が生息しており、そのほとんどがミズナラやブナなどの葉を幼虫が食べ、森で生活していることから「森の蝶」と形容される。 ![]() 午前8時頃になるとジョウザンミドリシジミという別の俳優も加わり、静寂な森の朝はさらに活気が満ちてくるが、アイノミドリシジミは午前9時頃にはその日の出番を終える。ところが午前10時頃になるとメスアカミドリシジミ、午後になるとエゾミドリシジミと、時間帯ごとに出演する役者は決まっているのだ。少しずつ輝きの違う美しさを競うミドリシジミたちの森の舞台は、日没頃まで延々と続く。 |