5/16 1998 奥日光の新緑情報


今日の朝、久しぶりに奥日光の中禅寺湖に行きました。
湖畔に車をとめて、「カジカガエル」の鳴き声を期待して、自転車で阿世潟(あぜがた)に向かいました。湖畔は、釣り人でいっぱい。相変わらず、湖畔の砂浜には四駆が入り込み、まち暮らしの人々どおしでアウトドアギアを精一杯披露しているように見えてしまうのでした。

さて、左の写真は朝の阿世潟です。ここは車の進入がないのでたいへん静かです。また朝は風がないので、鏡面の湖水に男体山と新緑が写り、とても気持ちがいいのです。あまりにも美しかったので、同じ写真で大きなサイズ(59KB)にもリンクしてあります。
阿世潟には最近まで市営のキャンプ場がありましたが、今年からWILD-1というアウトドアショップが国有林から土地を借り、引き続きキャンプ場を経営することになりました。ぜひ歩いて来る人を対象にしたキャンプ場になればいいなと思います。

さて、時は新緑の季節です。例年ならば中禅寺湖畔のオオヤマザクラが満開の頃なのですが、今年はすでに葉ザクラとなっていました。シロヤシオ・トウゴクミツバツツジの花も終わりかけていました。さえずりが聞こえた鳥は、コルリ・ウグイス・アカハラなどでした。
で、目的のカジカガエルですが、残念ながら、まったく鳴いていませんでした。時期が悪いのか、時間が悪いのか残念でした。

きのう、Newsでお知らせしたエゾハルゼミは奥日光でも鳴き始めていました。(例年よりかなり早い)。右の写真はその抜け殻。これから羽化する数が爆発的に増え、今月下旬から来月にかけては大合唱となることでしょう。
話はまたもどって、カジカガエル。
日光市内を流れる稲荷川にもカジカガエルは鳴いているのですが、川の音が大きくてカエルの声がきれいに聞こえません。それでわざわざ静かな中禅寺湖に行ったのですが、だめだったので、日光市内に帰って稲荷川に行きました。
たくさんのカジカガエルが鳴いています。でもどんなにそーっと近づいても気配を感じるのか、なきやんでしまいます。
今回は残念ながらカジカガエルの声は録音できませんでした。明日天気がよかったらまた、探してみることにします。