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今年の夏は全国的に涼しい夏でした。夏の陽射しがカッと差し込む日が少なく、ようやくここ3日ほどそれらしい天気になったものの、また今日は雷が鳴る不安定な天気となってしまいました。その影響からか、例年ならば7月下旬を中心に聞くことができるヒグラシ時雨や、エゾゼミの夏らしい声もほとんど聞かぬまま、秋突入という感じです。
5月から昨日までの気温をグラフとしてまとめましたのでご覧下さい(右)。グラフは日光市街地にあるこけこっこ家の百葉箱で観測したデータで、今年の気温とともに、過去7年間測定してきた平均値、さらにその近似曲線を掲載しました。
今年のGWは天気がとても良く、暑いくらいの休日が続きました。しかし、夏になりそれは一転します。ご覧の通り、梅雨入りしてから梅雨明けするまでの2ヶ月弱、最高気温が25℃を上回ったのは6日間だけ。例年一番気温が高くなる7月下旬にいたっては、最低気温が15℃近くになるという始末。とくに7月13日から7月30日までの2週間は朝夕はストーブをつけるような寒さでした。
平均気温と比較すると今年の異常気象がご理解いただけるかと思います。
一転して24日の日曜日はこの夏の最高気温、31.5℃を記録し、久しぶりに夏らしい日となりましたが、よく考えてみれば秋の空だったようでもあり、やはり今年の夏はどこかに行ってしまったようです。
例年、9月中旬頃になると一気に気温が下がり、11月上旬頃の初霜まで、秋を感じることになります。