ちょっと遅れましたが、5月13日の奥日光戦場ヶ原周辺の初春の様子をご紹介します。
日光市内では既にサクラも終わり、春から初夏にかけての様々な花が咲き競っています。奥日光の中禅寺湖畔ではオオヤマザクラがほぼ満開になりましたが、さらにその奥の戦場ヶ原周辺はようやくオオヤマザクラが咲き始めたところです。
戦場ヶ原の手前、竜頭滝上のミズナラ林はまだ芽吹きには時間がかかりそうですが、カラマツは冬の色から緑色が少し混ざった早春の色にかわりつつあります。
戦場ヶ原もまだまだ茶色の湿原のままですが、遠くに見えるカラマツの色は春の色に見えます。
光徳沼ではカエルの卵がたくさん見られました。まわりの森ではサクラが咲き始め、キビタキがあちらこちらで美しい鳴き声を聞かせてくれます。
キビタキの声(日光市内)70KB
そして、森の中にはヒメイチゲの花が苔むした倒木の上で星のような小さな花をつけはじめています。他に咲き始めたばかりのタチツボスミレやウスバサイシンの花も見られます。
奥日光のこの時期は日光市内でいえばチョウジザクラが咲き始めるの4月中旬の雰囲気です。日光市内と比べると約1ヶ月の時期の差がというところでしょうか。
奥日光の春は、これから急激にすすみ、竜頭滝のトウゴクミツバツツジが咲き始めるのももうすぐです。