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3/18 2000 稲荷川上流



今日は快晴。無風で春が近いことを知らせてくれるような好天です。
稲荷川の上流に歩いていきました。

瀧尾神社から少しいくと林道のゲートがあり、車は進入できません。そこから稲荷川砂防ダムの展望台まで歩くことにしました。

林道はごらんのとおり雪で真っ白。20pくらいの積雪です。数日前の雪が降ってから車は入っていないようで、たぶん雲竜方面に行った人の足跡だけがついています。
途中、シカやウサギ(写真右)の足跡が雪に残っています。木々の芽吹きまでにはまだまだ時間がかかりそうです。


林道のゲートから歩きで50分、汗だくで稲荷川展望台に到着しました。
ここからは、稲荷川下流域の土砂災害を防ぐためにかなり前に造られた東洋一の規模を誇るダム(日向堰堤)と、赤薙山・女峰山が正面に見えます。

展望台にはテーブル、ベンチとなんと無料の高性能双眼望遠鏡(20×80)が据え付けられています。その望遠鏡でみると女峰山直下の様子や斜面に歩くシカなどが観察できます。


女峰山直下は、まだまだ厳冬期の様相です。右の写真はその望遠鏡にデジカメを近づけて撮影した女峰山直下の景色です。真っ白になったダケカンバの下には巨大な氷の滝が見えます。50mは超える長さでしょう。

そして、好天のポカポカ陽気のなか、目の前の雄大な風景を肴に、ウィスキーをちょっとやりながら、1時間半ほどボーっとして気持ちの良い時間を過ごしました。
帰りは林道のゲートまで35分でした。スキーがあったら10分くらいで降りられたことでしょう。