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3/4 2000 サルが増えている



最近、こけこっこの家の周りにはやけに多くのサルが群れています。

日光のサルは悪さをするので、すっかり有名になり、中禅寺のサルなどはレジ袋を持った女性を襲い噛みついたりする事件も起きました。
頭の良いサルはイロハ坂などで観光客がエサを与えると「人間はどうやらエサをたくさん持っているようだ。とくにあの白い袋は狙い目だ」などと仲間に伝え?白い袋を持った人間が襲われる、という図式です。 また、日光市内でも引戸の玄関から家の中に進入したサルが仏壇や台所の食べ物を食い荒らし、最後に置き土産(緑色のくさいやつ)を残して引戸を閉めて出てくるそうです。実際知り合いの家の玄関は昼間から鍵がかかり「サルが入るので施錠しています」などと張り紙があります。日光市民の間ではサルは「人間に危害を加える敵」と一般的に認識されています。
今度、日光市では「サル餌付け禁止条例」を制定する予定だそうです。

さて、脱線しましたが、こけこっこ家のまわりのサルは中禅寺周辺のヤツほど凶暴ではありません。まだ人に慣れていないようなので、自然のものを食べて生きています。
でもここのところ、数が増えたのか、群が定住したのか、はっきりとしませんが、サルが好んで食べるヤマグワがいたるところで皮をむかれて痛々しい姿になっています。
これまではこの時期、数本のヤマグワが被害にあっている程度でしたが、今年はこの周辺のヤマグワはほとんどサルの食害により写真のような姿になってしまいました。サルは他にヤマウルシの樹皮も食べています。

野生の中けなげに生きているサルなのですが、やはり人間とは一線を引いた形で生きてもらわないとわれわれの生活が成り立たなくなることもあります。強い人間の存在をわかってもらうため、こけこっこは銃砲店で売っているパチンコを買って、来るべきサルとの戦いに備えています。