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10/16 1999 日光市内の秋色



ツタウルシ
日光の紅葉は遅れ気味です。例年ならば奥日光でも中禅寺湖畔が見頃となるハズのこの時期なのにまだ戦場ヶ原周辺も最盛期になっていません。

当然、東照宮などのある日光市内もまだまだこれから。市内は例年11月上旬頃から見頃になるのですが、今年はやっぱり10日くらい遅れそうです。
それでも秋は着々と近づいています。木々には実がつき葉も少しずつ色が変わり始めていて、ブナやカツラ、ヤマウルシやツタウルシ(写真右)などの紅葉が早い植物は葉の色を変えつつあります。

日光市内の林では、実がついた木々が目立ちます。
明るい草原にはリンドウやセンブリが咲き、ノブドウは白から紫、ピンクのさまざまな色で飾られた実をつけています。また、ガマズミはもう1ヶ月も前から赤い実をたわわにつけ、その仲間のミヤマガマズミやオトコヨウゾメも葉の紅葉はまだですが、真っ赤な実をつけています。

今日、日光市内で見られた木の実が創り出した「秋の色」をいくつか紹介します。
写真をクリックすると「Flowers」で紹介している少し大きめな写真にリンクしています。



ミヤマガマズミ

ガマズミとともにこの時期、赤い宝石のような実をつけます。



オトコヨウゾメ




リンドウ

今年のリンドウは花のつきがあまり良くありません。でもこの時期の青紫色の花は野を歩いていてハッとさせるものがあります。



メギ

鋭く長いとげがある低木です。真っ赤でつるつると光ったきれいな実をたくさん付けていました。



ニシキギ

いつもは早い時期に紅葉するニシキギも今年はまだです。でも赤い実がきれいでした。



ノブドウ

ノブドウも早い時期から実をつけています。この時期になると青系統のさまざまな色に実が染まり、宝石のように美しい実で、とても目立ちます。



クサギ

あまりスマートじゃない名前がついてしまった木です(確かに臭いです)。でも紺色の実とそれを包むような赤いマントがなんともお洒落な実です。