5月頃 1999 お日さまの毛布

ある日、メポチの散歩に行っていると、うっかりツナを放してしまって、メポチが逃げ出してしてしまった。私は必死で追いかけた。
すると、体が宙に浮いて雲の上に行った。

下を見るとメポチが「クーンクーン」と鳴いていた。
雨が降っていた。

雨が小降りになって大きな虹がかかった。虹を触ってみると固かった。それをポキット割ってみて口の中に入れたら甘くてキャンディーみたいに美味しかった。

そして、お日さまが出ているうちにお日さまの光で毛布を編んだ。お日さまの光はオレンジ色と黄色の光でホワホワしていてやわらかい糸だった。編み物はあまり得意じゃないけれどなぜかその時はうまく編めた。

そしたら月が昇ってきた。するとお日さまが西に沈んでいってせっかく編んだ毛布の毛糸がセーターをほどいたときのように、シュルシュルと解けていってしまった。
でも一応毛布は完成したので、月によじ登って寝た。お日様の毛布をかけて。
お月様はカマンベールチーズみたいにやわらかくておいしそうだった。食べようとしたら目が覚めて、気が付いたらぬいぐるみを噛んでいた。


※以上「かっちゃんの夢」聞き取りにより代筆。
※「メポチ」は4月にいつの間にか玄関にいた子犬。コマルとともにかっちゃんが飼うことになった。元気いっぱいで走り回っている。
※いつものように食べ物が登場する夢。きっとお腹がすいていたにちがいない。