12/2夜 1998 おいしいニンジン

ある日私が板ちゃんとどこかのグランドにいるととなりのお寺に赤くて東京タワーのようなものが一本、白くてちょっと低めの東京タワーのようなものが一本はえていた。

お寺に行ってみると小坊主達がさわいでいた。
赤いのをよく見ると、なんとニンジンだった。背の高いニンジンのさきっぽが折れて私の頭にあたった。
ニンジンはきらいだが食べてみるとフルーツの味がしてとてもおいしい。「ねえねえ、これノコギリで倒してみんなで食べようよ」と板ちゃんが言った。そしたら小坊主達が蔵からノコギリを持ってきた。
そしたら板ちゃんが短いおはしを持ってきた。そのおはしを板ちゃんはニンジンにさした。
みんなでノコギリをぎこぎこ動かしてニンジンを切った。たおれる瞬間に板ちゃんのおはしがグーンとのびて長い長い鉄の棒になった。
お寺のとなりの畑の方にニンジンが倒れていく。みんなは必死で逃げた。「ズダーン」と倒れたひょうしにニンジンがそのショックでおれた。

みんなでニンジンをバクバク食べていると、なぜか看護婦さんと一緒に悪者があらわれた。ニンジンを横取りしようとするのだ。
小坊主達がそばにあったシャボン玉をわるものに向かって勢い良く吹いた。わるものはとても苦しそうなようすだった。
でも、わるものはマントでシャボン玉をはじきとばしてニンジンをうばって消えてしまった。
しかたなく「白い方も食べられるのかなぁ」と話し合いながら白いのを見たら、なんとデッカイ大根だった。
大根もなかなかおいしかった。

おわり。


※以上「かっちゃんの夢」聞き取りにより代筆。
※「板ちゃん」はかっちゃんの一番の親友
※なんで「お寺の小坊主」が登場してくるのだろう。
※かっちゃんは最近ニンジンを食べるようになってきた
※ダイコンは大好き。
※食べる夢が多いのはなぜだろう。