2/27夜 1998 猫の女の子

ある日私が見知らぬ本屋に行った。そこは立ち読みしていい本屋なのでさっそく「猫の女の子」という本を手にした。読んでいるうちに何が何だかわからなくなり、そのまま物語に引きずり込まれたような気がした。

ある日、おかっぱの女の子と長い髪の女の子と男の子二人が虫とりに行った。
帰り道、おかっぱの女の子が不気味なバッジを拾った。おかっぱの女の子が「これちょっと不気味だけれど、お守りみたいだから私もらっとくね」と言ってそのバッジをもって帰った。
次の日、また長い髪の女の子と男の子二人が魚釣りに行こうと、おかっぱの女の子を誘いにきた。おかっぱの女の子の部屋に行くとおかっぱの女の子は後ろを向いていた。「どうしたの」と長い髪の女の子が肩に手をかけるとその子は振り向いた。その子はまるで猫そのものだった!!
実はそのバッジは手にすると恐ろしいことが起きる悪魔のバッジだった。
その女の子は学校に住みついて生徒たちをエサにして、長い髪の女の子や男の子二人も食べてしまった。
やっぱり猫になると友達も忘れてしまうのだろう。

私はやっと本を読み終わって家に帰った。

※以上「かっちゃんの夢」聞き取りにより転記。