11/30夜 1997 空を飛んだリリちゃん

ある日私がリリちゃんと遊んでいたら、リリちゃんが「にこっ」と笑って、リリちゃんの自転車に乗ってこぎはじめた。そのまま見ていると、トマト山のほうへ飛んでいった。
私がおどろいて見ているとリリちゃんがクタクタわんちゃんとごちそうを食べている。
私は、その瞬間小さくなってしまった。
それで、リリちゃんのところへ行って「二人ともいっしょに遊ぼうよ」と言った。二人は「うん、いいよ」と言って、イスからおりて、私と手をつないでリリちゃんの家へ行った。リリちゃんの家の二階で高いイスに乗った。
帰り道「ありがとう」と私が言った。その瞬間、また体が元の大きさにもどった。リリちゃんとクタクタわんちゃんも「にこっ」と笑って、元の人形にもどった。

※以上「かっちゃんの夢」聞き取りにより転記。
※リリちゃんはかっちゃんの一番のお気に入りのカヤネズミのぬいぐるみ。体長約10p。夏休みの工作で作ったオレンジ色の壁・茶色の屋根の一軒家(メゾネット)に住んでいる。
※クタクタわんちゃんとは中の詰め物が極端に少ない空色の犬のぬいぐるみ。今年9歳の誕生日に東京浅草のグランパパで買ってもらった。
※トマト山とは、かっちゃんの部屋にある大きな赤いトマトのクッション。ぬいぐるみ達の住処となっている。