4/14夜 2000 とんでも冒険

ある日まゆみが地面の中にもぐってみたいと言った。
そこでおかあさんが傘を差しだした。この傘はボタンを押すと地面の中にもぐっていく傘だった。
「わたしも行く!」と言ってボタンをポチッと押して地面にもぐってった。そしたらわたしの家があった。

まゆみとわたしは台所のドアから中に入った。するとそこはピンクの部屋だった。そこにはわたしの机があって机の上にはお金がたくさん置いてあった。
次に二階に上がって和室に行ったらたくさんの人たちが体操をしていた。まゆみとわたしはお風呂にでも入るかと言って下に降りていった。
まゆみがジャンケンで勝ったので先にお風呂に入った。わたしはもう一度和室を見に行った。するとたくさんの人たちは消えて二人の男がいた。

二人の男はお金を数えていた。そしたら男達は「見たな!」と言って銃をこっちに向けた。
わたしはビックリして、油断させたすきに逃げようと思った。
すると一人の男が「ワイシャツを買ってきてくんねぇかなぁ?」と言った。わたしは「はい、わかりました」と言って「あのぉ・・お金は?」と聞いた。男は「自分の金で買いやがれ!」と言った。
わたしは「はい、わかりました。その前にちょっとトイレに行って来ます」と言って下に降りていってお風呂場で体を洗っているまゆみに「はやく!ここから逃げるよ!」と言った。
まゆみが「まだ体の泡流し終わってないよ」と言ったけど、わたしはシャワーをひねってまゆみの体に無理やりかけた。それでもまだ足の泡が落ちてなかった。
わたしはまゆみに「靴はわたしが持っていくよ。だから速く逃げよう!」と言って台所の外に出た。
それで急いで傘のボタンを押して上に上っていく途中・・・で、二人組の男達が「逃げたなぁまてぇぇぇ」と言って追いかけてきた。

わたしたちはギリギリなんとか地上の世界に戻れた。そこでポケットに入っていた千円札にまたがって家から離れた。まゆみにも千円札を貸してやってまたがせた。
すると庭に逃げたつもりが学校の校庭になっていた。その校庭の真ん中に父さんとおかあさんと宇都宮ばあちゃんがグッタッリして座っていた。わたしたちが帰ってくるとうれしそうにこっちに向かってきた。

わたしたちはそのお金でガストに行ってご飯を食べた。食べ終わったあと家に帰ってきてメポチの散歩に行ったらアライグマが2匹いた。わたしはメポチを放してアライグマを捕まえた。メポチは自動的に家に帰り、おかあさんがつないだ。
わたしもアライグマを連れて家に帰ったらアライグマが「お願いだから放してくれぇ」としつこく頼むので放してやったらピューと駆けていって二度と戻ってこなかった。

おわり。


※以上「かっちゃんの夢」聞き取りにより代筆。
※「まゆみ」はかっちゃんの妹
※かっちゃんはお金持ち。父さんとおかあさんに自分のおこづかいでごちそうしてくれたりする。
※「ガスト」は日光で唯一のファミレス
※「メポチ」は1年前に玄関に捨てられていた子犬。今飼っている。 ※アライグマを放してあげたら帰ってこなかった、というくだりは「かちかち山」でおばあさんがいたずらタヌキを放してあげて裏切られた話にそっくり。