3/31夜 2000 父さん遅いよ!

ある日私がばあちゃんちに帰るとき、遅くなって暗くなってしまいました。

するとばあちゃんちがなくなっていた。
呆然と立っていたら、そばをトラックのおじさんが通りかかった。私はおじさんに「ここにあった家はどこにいったんですか?」と聞いたら「さっきなくなったぜ」と言った。

私は泣きわめいて少し落ち着いた頃に、トラックのおじさんに「たびたび申し訳ないんですけど、駅の方に行くご用はありますか?」と聞いた。
するとおじさんは「いや、ないねぇ〜」と言った。でもおじさんは「乗せってやるよ」と言った。 わたしは「ありがとうございます」と言ってトラックに乗ろうとした。そしたら、乗る直前におじさんがボソリと「こいつは何円で売れるかなぁ・・」と言った。

わたしはギクっとした。そのおじさんは人売りだった。
わたしは「あの・・、やっぱいいです」と言ってそそくさとトラックを降りた。おじさんは「待て〜」と言って追いかけてきたけれど、おじさんのトラックの前に大きなコンクリートが落ちてきたので、わたしはシュンちゃんちに逃げ込んだ。
シュンちゃんちのおばあさんに、「お願いです助けてください」と言ったら「そこの食器戸棚の下に隠れな」と言った。わたしは隠れた。
トラックのおじさんがシュンちゃんちにいきなり押しかけてきた。それで、おじさんはなにも居ないのを確かめると出ていった。

わたしはなんとか自分の家へ帰れた。その間の帰る道は記憶がない。
そしたらおじさんも追っかけてきて鉛の50円玉をぶつけてきた。わたしも当てられたのを拾って投げ返した。それで、おじさんを窓の外に放り出した。

父さんに「早く鉛の玉とパチンコを用意して!」と言ったのだけど、父さんはなぜかゆっくりズボンを脱いでいた。お母さんはパソコンで「オークション」を見ていた。
おじさんはとうとう家の中に入ってきた。

わたしはそれで起こされ夢から覚めた。おわり。


※以上「かっちゃんの夢」聞き取りにより代筆。
※かっちゃんは心配性
※後段のゆっくりズボンとオークションあたりは、実際にありそうな日常で怖い。
※鉛の玉とパチンコはサル対抗用の武器。常備している。