いよいよ完成しました。
次女が、このダミーヘッドをなぜか「たけし君」と命名。女性のダミーヘッドの場合は「せつ子」なんだそうで。オリーブグリーンのたけし君を外に連れ出し、早速録音してみます。
ダミーヘッドに耳道が着いてたときの中域のピークはなくなり、ほぼフラットな周波数分布となりました。 D50内蔵マイクとダミーヘッドを比べるため、同じ位置で同じような音源を録音しました。必ずヘッドフォンで聴いてください。
ツズレサセコオロギの声 (mp3 128Kbps /638KB)
前半20秒がD50内蔵マイク(マイク角度120°)、後半20秒がたけし君ヘッドによるバイノーラル録音です。聞いた結果、定位状況はそれほど変化を感じません。むしろダミーヘッドのマイクはノイズが目立ち、逆にD50内蔵マイクはすっきりとしたいい音です。
バイクの音 (mp3 128Kbps /867KB)
同じく前半がD50内蔵マイク、後半がダミーヘッドです。
内蔵マイクは音像が脳内に定位する感じですが、ダミーヘッドは脳内には定位せず、より自然に聞こえるような気がします。でもS/Nや繊細感はD50内蔵マイクにかないません。
カンタンの声 (mp3 128Kbps /530KB)
カンタンは小さな秋の鳴く虫。すべてダミーヘッドによる録音です。
正面1mくらいの距離で録音しましたが、残響があるような環境ではなかったせいか、ダミーヘッドの効果はあまりありません。
蜂の羽音 (mp3 128Kbps /188KB)
カンタンの録音中、ダミーヘッドに蜂が飛んできました。ダミーヘッドの近くでホバリングして、顔の前を通って右奥に飛んでいきました。
音源が移動するような録音の方が、ダミーヘッドの効果を実感できるようです。
ネズミ?の足音 (mp3 128Kbps /163KB)
雲龍渓谷の夜、山の中にダミーヘッドを置き、録音していみました。
ネズミらしき足音が足下でカサカサと聞こえます。こういう録音もバイノーラル録音に向いているようです。
ニホンジカのラッティングコール (mp3 128Kbps /277KB)
同じく、雲龍渓谷の秋の夜です。発情期をむかえたニホンジカの♂が鳴き、山に響きます。左下の方向から聞こえてきます。
カラの群れ (mp3 128Kbps /1,432KB)
雲龍渓谷の朝、カラの群れがダミーヘッドの頭上の木に飛んできました。
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