12/10 1998 白い不思議な物体の正体判明

12月8日に神橋の上に置かれていた白い不思議な物体の正体がわかりました。

やはり、足場のフレームでした。今日の朝まで神橋の上に鎮座していた「白い」は12時半には既に神橋の両側(上流、下流側)に収まっていました。
でももしかしたら、足場なんて簡単なものではなく、神橋をシートですっぽりと覆ってしまうためのベースになるものかもしれません。

くすんだ神橋の朱色も含めて彩度の低い色で囲まれているなかに、浮いたような白さの足場です。以前から作られていたコンクリートの基礎にしっかりと固定され、いよいよ解体が始まるのを想像させてくれます。
下3枚の写真の左が下流側から、中と右が上流側からの写真です。

わかっていたとは言え、見慣れた神橋の異物になんか不安がよぎります。高度な機器に囲まれた病院のICUにいる患者を見ているような気分です。

また、先月末の神橋の上の置かれた赤い鉄骨は、たぶん今日神橋の両側に収まった白い足場などを加工したりするための作業台のようなものなのかもしれません。

紹介が遅くなりましたが、神橋のすぐ脇にある工事事務所の入り口の看板表示を紹介します。

重要文化財
二荒山神社 神橋 保存修理工事

事業期間 着手 平成9年4月1日
       完了 平成15年3月31日
事業主   二荒山神社
指導機関  文化庁建造物課
        栃木県教育委員会文化財課
        日光市教育委員会社会教育課
設計管理  (財)日光社寺文化財保存会

 今修理は、前回の根本修理より50年近くが経過し、木部並びに漆塗の痛みが著しく進行してきたため、橋桁より上部を取り解く半解体修理工事を行っています。
 橋板や高欄廻り木部をほぼ全面的に取り替え、漆の塗り直し、飾金具表面の仕上げ直しなどを行います。
 神橋保存修理工事中につきましては、渡橋ご参拝いただくことができず、大変ご迷惑をお掛けしておりますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。

Restoration of the Shinkyo Bridge
Almost 50 years after the last complete restoration of the Shinkyo bridge in 1956, damage to the wooden frame and the lacquer finish had become extensive, requiring a restoration including dismantlement of the upper part of the bridge.
Most of the flooring and the balustrade need to be replaced, the urushi lacquer finish will be renewed, and the decorative metal fittings will be gilt again.
During the restoration work, visitors will not be able to cross the bridge.
We regret any inconvenience and ask for your kind cooperation.