戦場ヶ原ってどんなところ?


戦場ヶ原



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戦場ヶ原は、奥日光の中心に位置する標高約1,400mほどの湿原です。

周辺を日光火山群の男体山(2484m)、大真名子山(2375m)、小真名子山(2322m)、太郎山(2368m)、山王帽子山(2077m)、三岳(1945m)、温泉ヶ岳(2333m)、日光白根山(2578m)などの山々に囲まれ、約400haの面積があります。

戦場ヶ原の東側には国道120号線が通り、北西の金精峠を超えて群馬県沼田市方面へと続いています。また、戦後、国策として高冷地農業の振興を図るという目的で、農地として開拓されています。

春の新緑から秋の紅葉まで自然環境に恵まれた戦場ヶ原には多くのハイカーが訪れ、ハイキングコースなども整備されています。

湿原の西側には湯ノ湖から湯川が南北に流れ、蛇行した川は釧路湿原のそれを見るような美しい景観をつくりだしています。さらに西には戦場ヶ原より乾燥化がより進んだ小田代原(おだしろがはら)が広がります。
周辺は主にミズナラなどの落葉広葉樹林で囲まれ、豊かな自然環境が多くの動植物を育んでいます。

しかし、近年、この戦場ヶ原湿原の乾燥化が進んできました。とくに東側一帯は乾燥化により植生が変化しており、シラカンバやズミなどの樹木が生育するようになりました。

このページではこうした戦場ヶ原の全体像を紹介します。